歯周病は知らないうちに歯ぐきの骨がなくなる恐ろしい病気です
歯肉や歯根膜、歯槽骨など、歯を支える土台を「歯周組織」といいます。
「歯周病」とは、これらの組織が、歯垢の毒素が原因で破壊されてしまう病気です。
歯垢の中の細菌の毒素や酵素が、歯周組織を刺激して、
歯肉が炎症を起こしている状態が「歯肉炎」。
さらに悪化して、歯槽骨まで破壊されるのが「歯周炎」(歯槽膿漏)です。
歯周病の最大の原因は歯周病菌(歯垢)になります。
その歯周病を悪化させるリスクは喫煙と糖尿病ですが、
むし歯治療と共に歯周病は予防できる疾患です。
一緒に治療しましょう。
口腔内の状態は患者様によって違います。
お一人おひとりに合った治療プランをご提案いたします。
プロフェッショナルケア
歯周病は、プラーク(細菌の塊)が溜まることで進行を招きます。
プラーク(細菌の塊)は次第に、歯石やバイオフィルムという集合体を形成し、
いったん出来てしまった歯石やバイオフィルムは歯磨きだけでは除去できません。
この歯石やバイオフィルムを除去するには、
歯科医院の専門機械を使った施術が必要となります。
歯周病菌がいれば、内科的治療を受けることができます。
歯周病菌に再感染しても、歯周病菌が増えないお口の中の環境づくりをしていきます。
1. 歯科衛生士によるアドバイス
歯科衛生士による歯磨きのチェックや生活習慣改善のアドバイスをします。
2. 歯石の除去(スケーリング)
大量についた歯石を機械を使って取り除きます。
3. 歯の根面の滑沢化(ルートプレーニング)
手作業の器具を用いて、ツルツルにし、細菌が住み着けないようにします。
4. 歯垢や着色の除去(PMTC)
歯の表面についた、歯ブラシだけでは落とせない汚れを取り除きます。
5. その他
合ってない詰め物や冠の再治療、咬み合せの調整、外科処置が必要な場合もあります。
ペリオセイバー(専用コンピューターと位相差顕微鏡)
口腔内にはさまざまな細菌が存在しています。
お口の中にはたくさんの菌が存在し、
その種類は400種類を超えると言われています。
当院では位相差顕微鏡と専用コンピューターを用いて、
お口の中の細菌を顕微鏡レベルでチェックします。
歯周病から歯を守る
治療が終了しても、その後また
歯周病が再発してしまっては意味がありません。
治療した歯や歯茎の状態を点検(メンテナンス)し、
お口全体のクリーニングを行って
歯周病になりにくい口腔環境を作っていきます。
国家資格を持った「歯」を知りつくした専門の歯科衛生士が、
あなたのお口の健康状態をチェックしたうえで、
治療処置を行いますので安心してお任せ下さい。